スーパーフォーミュラ:ニック・キャシディのSF継続参戦決定。VANTELIN TEAM TOM’Sが発表

 全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するVANTELIN TEAM TOM’Sは2月28日、チームのホームページ、SNS上で2019年のチャンピオンであるニック・キャシディがカーナンバー1のドライバーとして参戦すると発表した。これでVANTELIN TEAM TOM’Sはキャシディと中嶋一貴のラインアップに決まった。

 2019年に山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とのタイトル争いの末、初めてのSFチャンピオンを獲得したキャシディだが、2月7日に発表されたTOYOTA GAZOO Racingの2020年モータースポーツ活動計画のなかにキャシディの名はなく、1号車のドライバーはTBNとされていた。

 キャシディは国内のオフの間にも、ユーラシア・モータースポーツからアジアン・ル・マン・シリーズに参戦するなど精力的に活動を続けていたが、業界内の噂では、F1チームとのテストドライバー契約を目指しており、SFの日程と調整しているのではないかという情報もあった。

 そんな状況のなか、VANTELIN TEAM TOM’Sは2月28日、チームのホームページ上でカーナンバー1のドライバーとしてキャシディの名を正式にアナウンスした。レースエンジニアは引き続き小枝正樹エンジニアが務める。

 2019年チャンピオンの継続参戦は、ファンにとってもスーパーフォーミュラにとっても朗報と言えるだろう。

ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)

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