クルーズ船キャンセル66隻 長崎県内 宿泊施設は7万人

 長崎県は3日、新型コロナウイルス感染拡大の影響について、長崎県入港を予定していたクルーズ船のキャンセルがこれまでに延べ66隻を数えるほか、県内の主な宿泊施設のキャンセルが延べ7万人分に上っていることを県議会一般質問で明らかにした。
 長崎県によると、クルーズ船は今年、延べ約440隻が長崎県に入港見込みだった(2月7日現在)。しかし、1月27日に中国政府が団体旅行を禁止して以降、キャンセルが相次いでいる。2月27日現在で取りまとめた数字によると、キャンセルは長崎港53隻、佐世保港13隻。長崎県国際観光振興室は「まだまだ増えそうだ」としている。
 県議会一般質問で中崎謙司文化観光国際部長は「関係事業者と連携して感染症の発生防止に努め、事態が収束に向かう時期に効果的な集客対策を講じる準備をしたい」と述べた。

 


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