国内電通グループ3社、 LINE向けサンプリングサービスの開発、提供開始

2020年3月9日
株式会社電通デジタル

国内電通グループ3社、
LINE向けサンプリングサービス「スタンダードサンプリング for LINE」と「友だちシェアサンプリング for LINE」を開発、提供開始
―「Technology Partner」認定パートナーとして、
LINE公式アカウントによるクーポン配布の友だちシェア機能を初実装―

株式会社電通デジタル(本社:東京都港区 代表取締役社長:川上 宗一 以下、電通デジタル)、株式会社電通(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:五十嵐 博 以下、電通)、株式会社電通テック(本社:東京都千代田区 代表取締役社長執行役員:松原 靖広 以下、電通テック)は、3社共同の販促・店頭領域のデジタル・ソリューションをグループ横断で推進するプロジェクトチーム「Boostore(ブーストア)」において、LINE株式会社(以下、LINE社)が提供するコミュニケーションアプリ「LINE」を活用したサンプリングサービス「スタンダードサンプリング for LINE」と「友だちシェアサンプリング for LINE」を開発し、本日より提供を開始します。

「スタンダードサンプリング for LINE」は、LINE公式アカウントとセールスプロモーション(以下、SP)キャンペーンプラットフォームを利用したパッケージです。ユーザーはLINE上の企業のキャンペーンページから応募すると、商品引き換えや割引のクーポンを獲得でき、その後店頭での受け取りができる仕組みで、一連のサンプリングサービスをワンストップで提供します。また、獲得方法は「抽選」、「先着」、「総付け」など様々なパターンでの対応を可能にしました。
「友だちシェアサンプリング for LINE」は、応募者を起点に友だちから友だちへメッセージを介して次々に拡散されることで、短期間で効率的な認知拡大と商品トライアルを実現しました。友だち同士によるシェアによって、ユーザーのメッセージ開封率やクーポン利用率の向上も期待できます。

なお今サービスにおいて、開発担当の電通テックが、LINE社が提供する各種法人向けサービスの販売・開発のパートナーを認定する「LINE Biz Partner Program」において機能性や運用性が評価され、「Technology Partner」の販促・OMO部門で認定を受けました。この認定によってLINE社のSales Promotion APIを用いたサービス提供が可能となり、「友だちシェアサンプリング for LINE」は、「Technology Partner」として、LINE公式アカウントによるクーポン配布の友だちシェア機能を初めて実装することになりました。

本サービスでは、ユーザーがLINE上で手軽にキャンペーン応募や友達へのシェアができ、従来のSPサービスの課題だった「新規ユーザーによるトライアル」や「クーポン利用率の向上」が期待できます。今後は、電通グループが提供する統合マーケティングプラットフォーム「People Driven DMP®※1」や「STADIA※2」を活用し新規ユーザーやクーポン利用率の高いユーザーに商品トライアルを促進する施策や、キャンペーン実施後の継続購買リフト検証を可能にする調査の導入を予定しています。Boostoreでは、電通グループならではの強みを活かし、中長期的なマーケティング施策への貢献を検討しています。

<Boostore※3による本取り組みついて>
3社は昨年2月、販促・店頭領域に対応したオンライン/
オフライン融合の顧客体験を創出するため、共同で「Boostore(ブーストア)」を発足しました。ソリューションの強化としてLINE社と連携し、キャンペーンプラットフォームを提供する「LINEセールスプロモーション」で得られた販促領域における生活者行動データと、電通グループの保有する人基点のデータ「People Driven DMP®」を掛け合わせながらソリューション開発・提供に取り組み、今回のサンプリングサービス開発・提供を実現させました。

電通デジタルは、今後も「Boostore(ブーストア)」によるオン/オフ統合のマーケティング施策のソリューション開発・提供を推進し、デュアルファネル®でクライアントのビジネス成長をサポートします。

※1:People Driven DMP®
People Driven DMP®は、PCやスマートフォン由来のオーディエンスデータと、テレビの視聴ログデータ(STADIA)、WEB広告接触データ、OOH広告接触データ、ラジオ聴取ログ、パネルデータ、購買データ、位置情報データ等を人(People)基点で活用することができる、People Driven Marketing®のデータ基盤です。さらなる強化のために、People Drivenパートナーシッププログラムを通じ、「メディア/コンテンツ」、「デジタルプラットフォーム」、「EC・購買」、「パネル/メジャメント」、「位置情報」などの各種パートナーと、データやテクノロジーの連携によるビジネス・アライアンスを推進しています。
なお、People Driven DMP®では、個人情報の保護に関する法律に定める個人情報は扱っておりません。

※2:「STADIA」とは
電通が開発した「STADIA」は、テレビをはじめとする“オフライン”メディアと、スマートフォンやPC上の“オンライン”メディアのデータを統合し、より効率的なマーケティングを実現させるオンオフ統合ソリューションです。2020年02月時点で、約500万台のテレビ(国内最大規模)を対象に視聴者を推定し、ダイレクトかつリアルタイムにデジタルマーケティングと統合的な効果測定を実施。ブランドの認知と行動の断絶をなくし、スムーズな態度・行動変容を促します。

※3:2019年2月8日「電通デジタル・電通・電通テック、 販促・店頭領域におけるデジタル・ソリューションのプロジェクトチーム 「Boostore」始動」発表資料
https://www.dentsudigital.co.jp/release/2019/0208-000161/

■媒体資料
https://www.dentsutec.co.jp/DentsuCorporateSite/media/pdfs/LINE202003.pdf