無客のクルーズ船 佐世保市受け入れ 12日、三浦岸壁に

 長崎県佐世保市は10日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、乗客がいないまま航行しているクルーズ客船「コスタ・ネオロマンチカ」を、12日に佐世保港の三浦岸壁で受け入れる方針を示した。
 市議会都市整備委員会で説明した。
 市によると、12日午前8時に着岸し、午後7時に離岸をする予定。目的は給水と廃油作業。乗員は約500人。下船は岸壁の一部エリアに制限する。
 この客船は1月下旬に中国で乗客を降ろした。2月下旬に長崎港で入国審査と検疫を受け、感染者はいなかった。3月2日にも佐世保港に着岸。10日まで長崎港に着岸していた。
 今後の受け入れについて、市は「下船のルールを守ってもらえるのであれば受け入れる」とした。

 


関連記事

© 株式会社長崎新聞社