元整備士イチオシ! パパ・ママ友に100万円以下で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】

クライスラー 300C

男なら一度は憧れる!? 中古車なら大排気量のアメ車だって100万円!

クライスラー 300C ツーリング

なんて弱気なことは心の奥底にしまい、自分が整備士として触れたことのある車種の中から今回ご紹介するのは、クライスラー 300C(初代)です。

そうです。アメ車ですよアメ車! ドヤッ!

クライスラー 初代300Cは、2004年~2011年の間、日本では以外と長く正規販売され、アメ車らしい堂々としたルックスや充実した装備が魅力のラグジュアリーサルーンです。

日本に正規輸入されたモデルには、5.7リッター HEMI V8と3.5リッター OHC V6の2タイプエンジン、セダンとステーションワゴン2種類のボディタイプ。

特に、5.7リッターという大排気量のHEMI V8エンジンを搭載したモデルなら、アメ車らしいトルクフルで豪快な加速感を味わことができます。

ドヤポイント その1:分厚いドアと分厚いフロントマスク

クライスラー 300C ツーリング

日本では、メーカーを問わず押し出し感の強いドヤ顔のミニバンが人気を集めていますが、2004年に登場した300Cは言わば元祖ドヤ顔。

強いアメリカ主張したかのような堂々としたフロントマスクは、これぞアメ車という迫力を感じます。

また、高いウエストラインと面積の小さめのウインドウが組み合わされることで、アメ車らしい“大きさ”と“頑丈さ”を上手く表現。

男らしさを求めるパパさんにおすすめ!

クライスラー 300C

最新のアメ車にはない、独特の運転フィールを味わうことができるため、安く外車を買いたいけど男らしさは捨てたくないというパパさんにおすすめです。

ドヤポイント その2:古き良きアメリカ感を残した味付け

クライスラー 300C ツーリング

300Cに搭載されるHEMI V8エンジンは、ヘミスフェリカル(半球状)の燃焼室を持つクライスラーを代表するエンジンです。

シングルカムの大排気量エンジンらしく、高回転ではなく低回転に旨味があり、ダウンサイジングされた現代のエンジンにはないトルク(回転力)で走る感覚が味わえます。

一方、シャシーの一部にはメルセデス・ベンツ Eクラスのパーツを流用し、大味なアメ車っぽいゆったり感を残しつつも、スポーツセダンのようなしっかり感のある乗り味。クルマは速く走ってナンボというパパさんにもオススメです。

ドヤポイント その3:わかりやすくラグジュアリーなインテリア

クライスラー 300C ツーリング

クリーンに整えられたインテリアがモテはやされる現代的なインテリアとは異なり、分かり易い豪華さを演出。

メタルパーツやゴールドの加飾、ソファーのように分厚い本革シートなど、遠慮がなく潔ささえ感じるインテリアもアメ車らしい魅力です。

優雅に車内で過ごしたいママさんにもおすすめ!

クライスラー 300C ツーリング

もちろん、ただ豪華さを演出しているだけでありません。座り心地の良いシート、高いウエストラインで囲まれた車内空間は安心感があり、ひとたび乗り込めば上質なプライベート空間へ早変わり。

居心地の良さにこだわるママさんも納得の車内空間です。

クライスラー 300Cを買うなら注意してほしいポイント

クライスラー 300C ツーリング

並行輸入車に注意

正規販売店を介さず、別のルートで輸入された並行輸入車の中には、日本の法律に適合していない車両が紛れていることがあります。

例えば、日本の左側通行に適合しないヘッドライトなどが代表的で、モデルによっては左側通行用ヘッドライトが取り付けできないなんてこともあるのです。

流通量はあまり多くない

100万円前後という価格で手に入る高級外車である一方、日本で人気の外車は、やはり欧州車が主流のため、絶対的な流通量は決して多くありません。

安心して長く乗るためには、焦らずじっくり探すのがオススメです。

燃費…気にしちゃいけません

ハイブリッドやアイドリングストップなど、今や燃費性能はそのクルマの評価と人気を左右する重要な要素です。しかし、ロングストローク大排気量のアメ車には、低燃費という概念はありません。

8気筒のうち4気筒を休止させる機構を備えているとはいえ、5.7リッターV8エンジンの10・15モード燃費は6.4km/L。

実走行とはかけ離れていると言われる10・15モード燃費であることを加味すれば、実際の燃費は5.0km/Lを切ったとしても不思議ではないのです。

[筆者:増田 真吾]

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