なぜ!? コロナ対策として無店舗型風俗の人気が急上昇中? 求人サイトでも「店舗型より安全です!」の謳い文句がおどり始めた!

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「コロナ疲れ」などという言葉が使われるほど、日本全体が新型コロナウィルスの猛威を前に疲弊している。いや、実際にコロナに感染していなくとも、日本国内の経済は世界的な株価の暴落、消費増税とコロナ消費減のダブルパンチなどで青息吐息。気分をあげていけ! というのは難しい話だろう。

しかし、そんな状況を逆手にとって、なんとか活路を開こうという猛者が風俗業界にはいるのだ。

コロナ感染で、人と人との濃厚接触がもっとも禁忌とされているのは周知の通りだが、それだけに風俗店は業種問わず風評被害も含めて苦悩している。だが、一部の援デリ・パパ活業者たちはチャンス? と捉えている(ちなみに、ここでいうパパ活は、パパ活を装った出会い系活用型風俗を指す)。「援デリやパパ活でも濃厚接触は一緒じゃない?」というツッコミが入りそうだが、彼らの理屈はこうである。

いわゆる許可店(正確に言えば届出店)である店舗型風俗は、狭い個室、不特定多数の出入り、店によっては換気に不安があるところもある。それに比べて援デリやパパ活は、あくまでも一対一、プレイに使う場所はある程度指定することも出来る。それ故に店舗型よりは安全……ということだ。

正直、プレイ場所の大半を占めるラブホテルも、不特定多数という意味では同じとは思うのだが、「確かに店舗型よりは安全かも……」などと考えてしまう客もいるのかもしれない。

まあ、それだけ、人間の欲望は強いという証左なのかもしれないが……。

実際、某風俗掲示板などでは客にではなく、嬢への募集で「店舗型より安全?」と、うたっているところもある(これはこれでどうかと思うが)。要するに、客、嬢ともにそれだけ新型コロナウィルスへの危機感が強いのは間違いない。反面、前述したようにどのような状況になっても、風俗への欲望が強いのもまた事実だ。売春が人類最古の職業と言われるのはダテではないのだ。

もっとも、風俗業界全体のことを考えれば、そう安穏ともしていられない。すでに大分ではキャバクラでの感染が確認され、世の男性のなかでは「自粛」ムードも漂う。これでもし、店舗型の風俗などでコロナ感染が確認されることがあれば、風向きは一変、「濃厚接触の風俗店は危険だ。自粛しろ」という同調圧力がかからないとは言えない。

実際問題として、風俗がNGならスナックも危ない、スナックが危ないならバーも……となれば、経済のさらなる委縮に繋がりかねない。やはり、警戒はしつつも自己責任の範疇で行動していくしかないのだろう。そういった意味では、援デリでもパパ活でも同じ。やはり自己責任であり、絶対安全地帯はすでにない、ということは言っておきたい。為念。(文◎堂本清太)

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