流氷観光地の鮨かっぽう(株)花のれんが破産開始決定、外国人客のキャンセルが相次ぐ

 (株)花のれん(TSR企業コード:072014512、法人番号:5460301003691、網走市南五条東2-1-6、設立2008(平成20)年10月、資本金50万円、堀口敏幸社長)は3月4日、釧路地裁網走支部より破産開始決定を受けた。破産管財人には友澤太郎弁護士(ともざわ法律事務所、北見市北二条西3-10、電話0157-32-9777)が選任された。
 負債総額は約4000万円。

 1973年設立の(有)花のれん(TSR企業コード:070047235)が前身。同社は、すしを中心に和食料理を提供する鮨かっぽう「花のれん」を運営していたが、経営破たんを余儀なくされ、2008年10月に現法人を設立し、鮨かっぽう「花のれん」を引き継いでいた。
 網走市内の固定客を中心に事業を展開していた。消費の低迷や競争から業績不振が続くなか、流氷で有名な観光スポットを背景に外国人観光客が増加していたことを受け、外国人向けに営業を強化したことで海外観光客が多く来店していた。しかし、今年に入って新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、外国客のキャンセルが相次ぎ、事業継続が困難となり、今回の措置となった。

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