ダウンタウン浜田MCの「オオカミ少年」が15年ぶりに復活。VTRの質の高さに太鼓判

TBSでは、3月14日にダウンタウン・浜田雅功がMCを務める「オオカミ少年」(午後2:00、関東ローカル)を放送。2005年9月末に「特別番組を放送する」という予告をしつつ終了していた番組が、今回ついに15年ぶりの復活となる。

同番組は、あらゆるジャンルの情報が「ウソ」か「ホント」か当てるクイズ番組。今回の復活にあたり、15年前にMCを担当していた浜田はもちろん続投。ゲストにはIKKO、麒麟・川島明、佐藤栞里、ファーストサマーウイカという個性豊かなメンバーが集結した。今回ゲスト解答者に見破ってもらうのは三つのうそ企画。一つ目は、ちまたで度々耳にする「●●王子」と呼ばれるセレブ王子として、「うなぎ王子」「インプラント王子」「タピオカ王子」の3人が登場。それぞれの日常に密着したVTR見て、どの王子がうそをついているかを見破る。

二つ目は、現在TBSで好評放送中の連続ドラマ「テセウスの船」(日曜午後9:00)、「恋はつづくよどこまでも」(火曜午後10:00)、「病室で念仏を唱えないでください」(金曜午後10:00)の初出しNGシーンを大放出。しかし、その中の一つは、キャストとスタッフで考えたうそのNGシーンという大がかりな企画だ。解答者も「疑い始めると、全てが怪しくなってくる」と混乱が止まらず、スタジオは大いに盛り上がる。

三つ目には、“お笑い第7世代”の芸人が大切な人に再会する企画で、「M-1グランプリ」で一躍話題となり、人気急上昇中のぺこぱ・松陰寺太勇が登場。他にも「キングオブコント」で話題になった芸人がお世話になった人々と再会し、その人との感動エピソードを語る。感動の再会シーンの連続に、解答者たちが涙を流す場面もあったが、「この感動VTRの一つにまさかうそがあるなんて…!」「これでうそだったら傷つく!」とスタジオは大荒れ。トーク中に解答者が浜田にヒントを聞くと、多くの場合「そこまでは知らん」と返す番組名物のやりとりもさく裂する。

浜田は「正直、芸人の大切な人との再会企画は泣くのを本気で我慢した。うそのVTRが交ざってるのに泣いたら後でスタッフに笑われると思って(笑)。15年前よりVTRの質が上がっていた! 最近はVTRが長いこの手の番組は普段やらないから、見てるのも新鮮だった」と15年の時を経て、大きくパワーアップした番組に満足げ。

昔の放送も見ていたという川島も「15年前より企画もVTRもかなりバージョンアップしていたなと思いました。とても面白かったです」と収録を楽しんだ様子で、「今、フェイクニュースとかも増えてる中で、テレビでガチのフェイクを作るというのもいいなあと。テレビの前で真剣に見て、しっかり見抜いてほしいと思います。SNSやニュースのフェイクとの向き合い方を見直すきっかけにもなるかもしれないですね」と見どころを解説。そして、「浜田さんが15年前より若返ってる気がして、声のキーが高かったのでCGなのかなと思いました(笑)」と話し、笑わせた。

IKKOは「すっごい楽しかった、だまされた~! まさか感動して泣くなんて思ってなかったし、本当に『オオカミ少年』にやられました(笑)。VTRが全て作り込まれていて、食い入るように見ちゃって、あっという間に時間が経ってました。浜田さんのMCもさすがで、私自身もとても楽しかったのでぜひ見ていただきたいです」とアピール。佐藤も「笑いも涙もあって、まさかこんなに感情がもっていかれる番組だと思ってなかったので、驚きでした。どのVTRもリアルだけど、うそがあると思って見るとどこも疑わしくて、みんなで一緒に考えていたらスタジオ全体にチーム感が出てきたのも楽しかったです。どのクイズも本当にクオリティーが高くて、スタッフさんの本気も感じて、私もしっかりだまされちゃって、ちょっと傷ついたレベルです(笑)。見応えたっぷりの番組になっているので、ぜひご覧ください」と番組の面白さを保証。

「どのVTRもクオリティーが高すぎて、まんまとだまされました」と悔しがるファーストサマーウイカは、「昔からテレビっ子なので、いい意味でテレビの演出やいいうそを見抜いてきた自信があったので、楽勝かもと思ってたのですが…裏の裏の裏を突いてくる感じがめっちゃ面白かったです。周りの方の意見を聞いていると自分の考えもどんどん変わってきちゃって翻弄(ほんろう)されました。VTR中は、ちょっとトイレも我慢してもらって真剣に見てもらったらいいと思います。家族一緒に、私たちと一緒に見てもらったら、なお楽しめると思います!」と、一瞬たりとも見逃せないことを伝えている。

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