NEC、AWS上で運用可能なStand Alone型5Gモバイルコアソリューションを開発

5Gモバイルネットワークの導入において、ネットワーク構築にかかるコストや拡張性、迅速なビジネス展開を実現するための構築スピードが課題となっている。こうした課題の解決策として、日本電気株式会社(以下、NEC)は、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)上で運用可能なクラウド向けStand Alone型5Gモバイルコア(以下、SA型5GC)ソリューションを開発し、提供を開始する。これにより、NECは以下を実現する。

  • NECの高品質・高信頼なモバイルネットワークサービス技術と、AWSの各種マネージドサービス群を統合することで、初期投資の削減と、スピーディかつスケーラブルな5Gモバイルネットワークを実現する。
  • AWSの保有するグローバルインフラストラクチャを活用することで、国内外での迅速なビジネス展開を実現する。
  • NECはAWSの導入で実績を有しており、AWS上での5Gモバイルネットワークの構築、運用の適切なサポートが可能だ。

同ソリューションではユーザデータを処理するU-Plane(以下、UP)を最適な構築パターンで提供できる。活用ユースケース例は以下の通り。

  • 通信事業者が海外でローミングサービスを行う場合、コスト効率よく迅速に別サイト/拠点における5Gモバイルサービスを提供することができる。(トップ画像参照)
  • BWA/FWA事業者は、既設インフラと接続するためにUPをオンプレミスに構築することで、大容量データを効率よく伝送することができる。
  • 法人企業は、既設業務ネットワークとシームレスに接続することで、5Gモバイルネットワークを活用したビジネス展開が可能。

なお、NECは同ソリューションを2019年6月に発表したAWS上で運用可能なNSA型モバイルコアソリューションと共に、法人向けモバイルネットワークサービスとして提供する。

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