「ステーキハンバーグ&サラダバーけん」の元運営会社が破産

 2月28日、破産手続きを弁護士に一任していた(株)MFS(旧:(株)エムグラント・フードサービス、TSR企業コード:296840467、法人番号:5011001050227、渋谷区道玄坂2-10-10、設立2006(平成18)年9月、資本金5000万円、井戸実社長)は3月16日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には成田慎治弁護士(AIN法律事務所、新宿区新宿1-14-6、電話03-5368-5922)が選任された。
 負債は現在調査中。

 「ステーキハンバーグ&サラダバーけん」の店舗運営やFC店の管理などを手がけていた。「ステーキハンバーグ&サラダバーけん」や「ふらんす亭」のほか、「相席屋」や「ヴォーノ・イタリア」など多店舗を展開。居抜による郊外店への出店が特徴で、ピーク時の2012年3月期は売上高約225億9600万円をあげていた。
 しかし、大手飲食店などが相次いでステーキ店を出店するなど競争が激化。店舗閉鎖やFC店の撤退などが相次ぎ、2016年3月期は売上高約26億円にとどまった。経営不振により2019年7月、「ふらんす亭」の事業を(株)ふらんす亭(TSR企業コード:130867977、法人番号:5030001130937、埼玉県川口市)、「ステーキハンバーグ&サラダバーけん」の事業を(株)ジー・テイスト(TSR企業コード:140085840、法人番号:2370001010224、名古屋市北区)に譲渡するなど事業を縮小。しかし、FC店が破産するなど業況は改善せず、2020年1月、社名を(株)MFSに変更し、今回の措置となった。

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