ハースF1のテスト&リザーブドライバーにフィッティパルディとデレトラズが就任。公式バーチャルGPにも参戦へ

 ハースF1チームは、3月26日、チームの公式テストおよびリザーブドライバーとして、ピエトロ・フィッティパルディとルイ・デレトラズを起用することを発表した。

 ふたりは2019年シーズンを通してハースのシミュレーション作業を行い、テストでハースのF1マシンで走った経験も持つ。

 2020年、ふたりはシミュレーター作業を受け持ちながら、シーズンがスタートした後にはグランプリの現場でもチームをサポートする。チーム代表ギュンター・シュタイナーは、開幕戦となるはずだったオーストラリアGPで今回の発表を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期したと述べている。

ロマン・グロージャン(ハース)

 ハースはまた、4月5日に開催されるF1公式バーチャル・グランプリにふたりを起用する予定であることも明らかにした。F1は序盤8戦の中止か延期を決めており、シーズンがいつスタートするのかは現時点では確定していない。その状況のなかで、ファンに楽しむ機会を与えるために、F1はバーチャル・グランプリ・シリーズを立ち上げた。

 23歳のピエトロは、1972年と1974年のF1チャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディの孫。22歳のルイ・デレトラズの父ジャン・ドニは、F1やル・マン24時間レースへの出場経験のあるドライバーだ。ルイは今年、FIA-F2に参戦することが決まっている。

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