壱岐市長選 あす投票

 任期満了に伴う壱岐市長選と、欠員に伴う同市議補選(被選挙数1)は12日、投開票される。市長選は、4選を目指す現職の白川博一氏(69)=無所属、自民・公明推薦=と、新人で元「壱岐しごとサポートセンターIki-Biz」センター長の森俊介氏(35)=無所属=の一騎打ちとなっているが、新型コロナウイルスの感染拡大が論戦に色濃く影を落としている。市議補選は新人2人が争っている。
 投票は市長選、市議補選とも午前7時から午後6時(大島、長島、原島は午後4時)まで市内30カ所で行われ、同7時から郷ノ浦町の壱岐の島ホールで開票される。市長選は同8時半ごろまでに、市議補選は同9時ごろまでに大勢が判明する見通し。
 新型コロナウイルス感染者が市内で相次いで確認されたことを受け、白川候補は職務代理者を立てず、自ら対策の陣頭指揮を執るため遊説をしていない。森候補は市内各地を巡り新型コロナに関する対策や財政の健全化を訴え、草の根で支持拡大を図っている。
 一方、市選管は、新型コロナの感染拡大を受け、期日前も含め投票所にアルコール消毒液を設置。入場制限や定期的な換気、投票用紙と一緒に鉛筆を渡して使用後は消毒するといった対策を取っている。開票所では職員の密集を避け、職員や立会人にはマスクの着用を求めるという。
 有権者数は2万2129人(男1万450、女1万1679)=4日現在、市選管調べ=。

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