フランス政府の決定をうけGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのポールリカール戦が11月に延期

 GT3カーで争われるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパを運営するSROモータースポーツ・グループは、当初5月30日に開催する予定だったポールリカール戦について、新型コロナウイルス感染拡大の影響により11月15日に延期すると発表した。

 この決定は、4月13日にフランス政府から新型コロナウイルス感染拡大の影響により大規模な集会やイベントは7月15日まで許可されないとする発表をうけてのもの。

 ポールリカールでのレースは伝統的に1000kmのレース距離、最大6時間で争われてきており、土曜の18時にスタート。深夜に終了するスケジュールで開催されていた。このため、7月のスパ24時間を前に夜間走行ができる機会となっていたが、11月の開催では日曜に行われ正午にスタートするという。

 SROでは、2020年のGTワールドチャレンジ・ヨーロッパを開催するサーキットと緊密に連携しながら、地域行政からのガイドラインを監視しつつ、2020年のさらなるカレンダーのアップデートを提供していくとしている。

2019年のGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのポールリカール1000kmの様子

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