ハンパない実力! WRC制覇の“ランエボ” 三菱 ランサーエボリューションI〜IIIの歴史を写真で振返る【MOTA写真館】

三菱 ランサーエボリューションIII

ランエボってどんなクルマ!?

三菱自動車工業 出展概要【東京モーターショー2017】 三菱 ランサーエボリューション ファイナルエディション(ランエボX)/2015年に惜しまれつつ販売を終了したランエボのファイナルモデル

ランサーエボリューションといえば、世界ラリー選手権(WRC)のホモロゲーションを取得すべく限定生産されたランサーのスポーツモデルだ。ベースとなるのは三菱 ランサーで、2L直4DOHCインタークーラーターボを搭載。リッターあたり100psオーバーのモンスターマシンである。

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初代は220万円〜とかなり安かった!

三菱 初代ランサーエボリューション

1992年にデビューした初代ランエボは、当時ギャランVR-4に搭載していたターボエンジンを搭載し、最高出力250ps/6000rpm、最大トルク31.5kgm/3000rpmを発揮。当初は、2500台の限定販売の予定だったが、あまりの人気に追加生産を繰り返し、7500台を販売した伝説のモデル。

ちなみに価格は220万8000円〜273万8000円と、今考えると驚異的な安さだった。

三菱 初代ランサーエボリューション

ベースモデルはたった1170kgと軽いボディーに250psを発揮するエンジンを搭載し、当時としては驚異のパワーウエイトレシオ4.8kg/psのモンスターマシンとしてデビュー。ちなみに同時期の日産R32型スカイラインGT-Rをも凌駕したいた。

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ネガを克服して文句なしの走りは自慢の2代目

三菱 ランサーエボリューションII

追加販売もするほど人気だった初代に続いて1994年にデビューしたランサーエボリューションII。230万8000円〜289万8000円と初代から少しアップしたが、大幅な改良が加えられた。

初代で不評だった足まわりを改善し、ボディ剛性の強化や最高出力を10ps向上させるなど、全方位で進化した。

3代目はWRCで初チャンピオンに!

三菱 ランサーエボリューションIII

2代目モデルから大幅な変更はないものの、エンジンの冷却性能や空力性能の向上を目的に開発された。エンジンにも手が加えられ、最高出力は270psに到達。WRCで初めて優勝したモデルとあって、今でもファンが多いモデル。ちなみに当時の新車価格は237万8000円〜296万8000円。

三菱 ランサーエボリューションIII
三菱 ランサーエボリューションIII

ランエボといえば、開口部のデカイフロントバンパーと大きなリヤウィングというイメージが強いが、採用されたのはエボIIIから。

と今回はランサーエボリューションI〜IIIまでを振り返ったが、いかがだったでしょう? 筆者は、あまりの安さに「あの時買っておけば。」と後悔するばかり…です(笑)。

次回はIV〜VIまでを振り返る! あのイニシャルDでも活躍したVなど、超かっこいいランエボを一挙ご紹介!

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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