新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用者が減少している飲食店などを支援しようと、新上五島町内の有志がテークアウトや感染予防策を導入している店舗情報をまとめたウェブサイトを開設した。発起人で五島灘酒造（同町）の田本佳史専務は「島の人が月に1回でもテークアウトを利用すれば、お店を助けることになる」と協力を求める。
田本専務によると町内では、歓送迎会シーズンに入る3月ごろから飲食店の客足が減少。飲食店主らと協力し「上五島エール飯プロジェクト」と銘打ち、サイト開設を決めた。飲食店などを訪問し、参加を呼びかけている。
サイトでは、各店舗の営業時間やメニュー、連絡先などを紹介。消毒液の設置など感染対策をしている店舗も掲載している。約30事業者が参加しており、申し出に応じて増やしていく。
サイトへの掲載は無料。5月からは参加店舗共通の抽選券をつくり、利用者にプレゼントを贈る予定。問い合わせは五島灘酒造（電0959.42.0002）。
