新型コロナウイルス関連、来店数の減少が響く (株)北の旬・然(東京)が破産

 (株)北の旬・然(TSR企業コード:296487619、法人番号:6010401058408、港区西新橋3-17-1、設立2015(平成17)年7月19日、酒井慶太社長)は4月8日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には新保雄司弁護士(スプリング法律事務所、新宿区左門町3-1、電話03-3352-8500)が選任された。
 負債総額は3076万円。

 魚介類を中心とした和食店を運営していた。社長の経験を生かした展開で、新鮮な魚介類を提供することで近隣のビジネスマンなどを顧客に一定の地盤を有し、近年は売上高5000万円台で推移していた。
 しかし、近隣店舗との競争が激化、2期連続の赤字を計上し業績不振が続いていた。さらに新型コロナウイルスの感染拡大により、来店数が急減。資金繰りを維持することが困難となり、3月中旬に店舗を閉鎖し、今回の措置となった。

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