ファンが選んだ12球団“歴代最強助っ人”は? 西武は黄金期支えた右腕と55発ベネズエラ人

現役時代には西武で活躍した郭泰源氏【写真:Getty Images】

郭泰源氏は75%、カブレラ氏は65%と圧倒的な支持を集めていた

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕が延期となっているプロ野球。なかなか開幕が訪れずに“野球ロス”になっているファンの方々も多いだろう。そんなファンの人たちに少しでも“野球ロス”を埋めていただきたく、Full-Count編集部ではファンの人たちと一緒になって楽しめる企画を検討してきた。

そこでツイッター上で12球団の“歴代最強助っ人”のアンケートを実施。編集部の独断で各球団の助っ人投手、助っ人打者で特に印象深い選手を4人ずつを選出(他球団からの移籍加入選手は除いた)。そこからファンに投票してもらい“歴代最強助っ人”を決定した。第3回は西武編だ。

NPBの他球団を経ずに、西武に入団した外国人選手だけを対象にしたものの、それでも候補の4人を選ぶだけでも選考は難航した。その中で投手で圧倒的な得票率だったのは、1980年代半ばから1990年代前半までの西武の黄金期を、先発として支えた郭泰源氏だった。

カブレラは西武在籍7年間で計278本塁打、本塁打王1回、打点王1回、最高出塁率1回

「オリエンタル・エクスプレス」と称された郭泰源氏は1985年に西武に入団。1年目からいきなり9勝をマークすると、1987年には初の2桁勝利となる13勝をあげた。渡辺久信氏(現西武GM)や工藤公康氏(現ソフトバンク監督)、東尾修氏らと共に西武の投手陣を支え、西武一筋13年間で6度の2桁勝利、通算で117勝をあげた。

許銘傑氏、アレックス・グラマン氏、そして現在も在籍するザック・ニール投手との争いの中で郭泰源氏は75%の得票を集めてぶっち切りのトップだった。なお、2位はニールで17%の票を集めていた。

打者で65%の得票を集めてトップとなったのアレックス・カブレラ氏。ダイヤモンドバックスから2001年に西武に移籍すると、その驚異のパワーを発揮。いきなりシーズン49本塁打を放つと、2年目の2002年には王貞治氏が持っていた当時のNPB記録に並ぶ55本塁打をマークし、MVPと本塁打王に輝いた。

西武には7年間在籍して計278本の本塁打を放ち、本塁打王1回、打点王1回、最高出塁率1回とタイトルを獲得。2008年にオリックス、2011年にはソフトバンクに移籍し、日本で計12年プレー。NPB通算で357本塁打を放った。カブレラに次ぐ2位だったのは郭泰源氏と同時代に西武の主砲を担ったオレステス・デストラーデ氏だった。(Full-Count編集部)

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