【新型コロナ】神奈川県内感染者7人、3週間ぶり1桁 川崎で1人死亡

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で27日、新たに男女7人の感染が確認された。感染者数が1桁になったのは6日以来3週間ぶり。川崎市内では、既に感染が判明していた宮前区在住の80代男性が死亡した。

 川崎市によると、亡くなった男性は10日に発熱し、16日から市内の医療機関に入院していた。新たに感染が判明したのは宮前区の50代男性会社員と多摩区の60代男性会社員の計2人で、ともに重症という。

 横須賀市では、男女計3人が感染した。市内在住の70代男性はタクシ-運転手で、22日からせきの症状があり26日に陽性が判明。21日まで乗務していたという。70代の無職女性は運転手の友人で接触があった。

 県所管域では、大和市に住む60代看護助手と座間市に住む30代看護師の計2人。ともに医師ら6人の感染が確認されている大和市立病院に勤務していた。

 県所管域では、26日の発表数がゼロになるなど新規感染者が減少傾向にある。県担当者は「土日も検査は行われている」とした上で、「外出自粛の効果といえるかどうかは28日の数字を見ないと分からない」としている。

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