神奈川県内で新たに4人の感染を確認 ナイル川クルーズも

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県は19日、県内で新たに4人の感染者が確認されたと発表した。いずれも軽症という。

 県によると、感染者は平塚保健福祉事務所管内(平塚、秦野、伊勢原市、大磯、二宮町)に住む40代の無職男性と、鎌倉保健福祉事務所管内(鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)の60代パート男性、厚木保健福祉事務所管内(厚木、海老名、座間、大和、綾瀬市、愛川町、清川村)の20代女性会社員と60代男性会社員。

 40代男性は2月28日~3月12日にスペインとフランスを旅行。39度の発熱があり同11日にパリ市内の病院を受診したが、検査は陰性だった。13日の帰国時は解熱し、羽田空港での検疫も通過。14日以降に発熱やのどの痛みが生じ、17日に感染が確認された。

 パート男性は2月26日~3月4日にエジプトを旅行し、感染者が相次いだナイル川クルーズに参加していた。20代女性は同16日に県外の勤務先で患者が発生したため健康観察の依頼を受けており、発熱などの症状で17日に検査したところ、翌18日に陽性が判明した。男性会社員は18日の検査で感染が確認。1月に中国・上海市を訪問しているが、感染との関連は不明という。

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