連続テレビ小説のモデルになった作曲家 貴重レコード見つかる 古関裕而さん手掛けた「十八銀行行友の歌」

「十八銀行行友の歌 旺んなるかな」のレコード=西海市大瀬戸町、音浴博物館

 NHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルで、数々の名曲を生み出した古関裕而さん。彼が手掛けた「十八銀行行友の歌 旺(さか)んなるかな」のレコードが西海市の施設「音浴博物館」で見つかった。
 平戸出身の詩人、藤浦洸さんの作詞。同行創立100周年を控えた1976年に作られた。同行入行式などで今も歌われているが、「レコードの現物は見たことがない」(担当者)というレア物。
 同館は2001年に開館し16万枚を所蔵。古関さんの特集展へ向けた収蔵品点検で見つけたが、入手経緯は分からないという。同館は新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の拡大を受け休館中だが、「再開後、古関メロディーを楽しんで」とPR。

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