“若者のニュース離れ”をMC・EXITと議論!兼近大樹「ニュース番組で若者に喋らせなきゃダメ」

ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

2020年4月30日(木)夜9時からの放送では、新型コロナウイルスの感染防止のため、スタジオ出演者の間にアクリル板を設置し、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹、進行を務めるテレビ朝日・平石直之アナウンサー、アイドルグループSKE48 の元メンバーでフリーアナウンサーの柴田阿弥以外のコメンテーターが自宅や職場から“テレワーク”で出演した。

番組では、「若者にニュースを見てもらうためにはどうすればいいのか」を議論した。冒頭では、“ニュースを見ない若者”たちとオンライン座談会を実施し、“報道番組を見ない理由”として「何を言ってるかよく分からないから」「ニュースよりも優先したい娯楽があるから」といった“ニュースを見ない理由”や、「いらない情報が多すぎる」「報道番組はそもそも若者に向けて作っていないから」など、若者の声を紹介。そんな意見を受け、りんたろー。は「やっぱりきっかけの話で。若者が興味のある人や話題が報道番組に出れば、観るきっかけにはなるかなと思う」と、若者の気を引くような工夫が必要であると話しました。兼近さんは「“バズり”(の原理)みたいなもんだと思う。バラエティ番組ってめっちゃ面白いから、みんな拡散するじゃないですか。そのあとに始まるニュースは『バラエティ番組が終わって、面白くないものが始まった』って思うから、みんな観なくなると思うんですよ。だから(作り手は)より面白いものを提供するっていう意識を持つ。あと、若者を取り入れたいんだったら、若者に喋らせなきゃダメだなっていうのはすげぇ思ってて」と持論を展開。兼近の意見に対し、柴田アナは「やっぱり何を言ったかじゃなくて、“誰が言ったか”が大事になるってことだから、そういう意味では、木曜にEXITさんが来たことは大きいですよね」と賛同し、平石アナも「おっしゃる通りですね。ひとつの答えがそこにあるのかなと思うぐらい。ニュースを“人で見る”っていう感じがあって。『EXITの2人を見たい』が最初にあるんですけど、2人が『何て言うのか見たい』とか、『2人を通してニュースを見たい』みたいな声がたくさんあって、そこがひとつきっかけになっていく。インフルエンサーの存在は大きいんだろうなという感じがしますね」と、視聴者からの声を例に挙げながらEXITが木曜MCに就任してからの変化を語った。

また、日本や海外で実施された18歳の若者を対象にした“国や社会に対する意識調査”において、「自分は責任がある社会の一員だと思う」、「自分で国や社会を変えられると思う」といったすべての項目で日本がダントツで最下位となった結果から、スタジオでは若者の国や社会への興味の無さや、意識の低さがニュースへの関心の低さに直結しているのではないかという議論に。りんたろー。は「それすげぇ思ってて。今までは僕らが何を言ったところで、国が変わるわけないって思ってたんですけど。今回のコロナとか見てると『あれ?結構言ったら政治家ブレんじゃん』みたいなことを思い始めて。『あれ?結構動くんじゃね?』みたいな」と、コロナ禍での政府の対応を目の当たりにし、自身の意識にも変化が芽生えことを明かした。

一方、兼近は「僕、学校ほぼ行ってないんですよ。でも、僕でも知ってるようなことを大卒の人が全く知らなかったりして。『政治に関することって学校で教えられてないのかな?』ってい思うことがすげぇあって。あと、政治のこと語ると、大人たちから『生意気言ってんじゃねえよ』、『お前が言ってんじゃねえよ』ってすごい叩かれるイメージがあるんですよ、日本って。その影響で『政治に関わっちゃいけないんじゃないか』って思いながら、若者が育っていくんじゃないかなって思いますね」と、若者が政治に感じる距離感について、指摘した。

本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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