【新型コロナ】院内感染の病院で1人死亡 神奈川、新たに14人感染確認

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で5日、1人の死亡と新たに14人の感染が確認された。

 横浜市では、院内感染が発生した横浜甦生(こうせい)病院(同市瀬谷区)に入院していた90代女性が死亡。別の病気で入院し、その後に感染した。また20~60代の男女5人が陽性と判明。うち2人は同病院に勤務する40代の男性看護師と60代の女性事務員、1人は院内感染が起きた聖マリアンナ医科大横浜市西部病院(同市旭区)で働く30代の女性看護師だった。

 県所管域では、20~90代の男女9人が感染した。うち4人は院内感染が発生した小田原市立病院(同市久野)で働く20~30代の女性看護師3人と、入院する70代の女性患者。また2人は感染が判明している同病院の看護助手と同居する家族で、小田原市在住の50代男性と20代女性。

 同病院は同日、院内感染が起きた3階東病棟の職員や患者計70人を検査した結果、職員13人、患者5人の計18人が陽性だったと公表。同病棟を消毒などした上で、休止している入院受け入れを再開する方針。

 県所管域ではほかに、小田原市内の高齢者グループホームに入居する90代女性2人と、横浜甦生病院で病院事務として働く、厚木市在住の20代男性が感染した。

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