【新型コロナ】院内感染の入院患者、3人死亡 県内では新たに15人感染

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、横浜市は1日、院内感染が起きた聖マリアンナ医科大横浜市西部病院(同市旭区)の入院患者3人が死亡したと発表した。県内の死者は計37人となり、感染者は同日で新たに15人増えた。

 市によると、亡くなったのは、既に感染が判明していた70~80代の男女3人。同病院での死者は患者計5人となった。また、看護師3人が感染し、同病院関係の感染者は計34人となった。

 市内ではほかに4人の感染が確認された。10歳未満の女児は軽症で、感染が判明している家族と同居。40代の男性と60代の女性は別々の病院で働く看護師という。

 川崎市で感染が明らかになった男女3人のうち、多摩区の70代の男性会社員と川崎区の90代女性は川崎協同病院(同市川崎区)の同じフロアに入院していた。このフロアでは6人の感染が判明しており、市は院内感染の疑いがあるとして、濃厚接触者の特定とPCR検査を進めている。

 このほか、茅ケ崎市で50代の女性店員が軽症。県所管域では、男女4人が中等症という。湯河原町の40代男性と30代女性は、感染が確認されている70代女性の同居家族。小田原市の90代以上の女性と大和市の80代女性は感染経路が不明としている。

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