旅館経営の(有)千久亭が破産申請へ「新型コロナウィルス」で利用客が激減、不動産を差し押さえられるなど今後の見通しが立たず

 (有)千久亭(TSR企業コード:134094620、法人番号:7470002016503、三豊市高瀬町新名646-1、設立1966(昭和41)年12月、資本金300万円、資延敬社長)は4月中旬までに事業を停止し、破産申請を楠瀬正司弁護士(楠瀬法律事務所、高松市亀岡町3-13、電話087-831-8058)に一任した。
 負債総額は約1500万円。

 旅館「千久亭」を経営していた。観光客の宿泊や地元企業、個人客の宴会場として利用されていた。しかし、近年は競争激化などで宿泊や宴会の利用が減少し、資金繰りに苦慮していた。こうしたなか、「新型コロナウイルス」の影響で利用客が激減。また、3月には所有不動産が差し押さえられるなど、今後の見通しが立たなくなったことから、今回の事態となった。

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