静岡県の製麺業者(株)粉源が新型コロナウイルスの影響を受けて再度の資金ショート、破産へ

 (株)粉源(TSR企業コード: 430156847、法人番号:6080001007997、静岡市清水区渋川2-1-39、設立1977(昭和52)年4月、資本金1200万円、望月友晴社長)は再度の資金ショートを起こし4月7日、行き詰まりを表面化した。
 なお、3月31日に事業を停止し破産申請を佐藤裕之弁護士(まどか法律事務所、静岡市葵区呉服町1-1-14、電話054-255-2819)に一任している。
 負債は現在調査中。

 業歴40年の製麺業者。地元の食品スーパーを主体に販路を築いていたが、近年は大手同業との競合から受注環境が悪化。2018年3月期の売上高は6500万円にとどまっていた。
 売上が低下する一方、原料や燃料などのコストアップから、収益面は厳しく資金繰りが逼迫していた。今後も業況好転が見込めないなか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一段と先行きに不透明感が高まり、事業継続を断念した。

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