長崎県高総体 初の中止に 「参加者の命、安全を重視」

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今年の県高総体総合開会式が開かれる予定だった長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場

 県高校体育連盟(県高体連・後藤慶太会長)は14日、長崎市内で臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの感染リスクから参加者を守るため、6月6日開幕予定だった第72回県高校総合体育大会(県高総体)の中止を決めた。県高総体の中止は1949年に第1回が行われて以降、初めて。
 14日に本県の緊急事態宣言は解除されたが、県高体連は「新型コロナが収束していない中で“3密”は避けられず、関係者の安全安心を確保できない」と判断。離島勢の移動や宿泊問題、休校措置や分散登校に伴う練習不足、一部競技の大会や練習の実施制限などの課題をクリアできなかった。
 後藤会長は「3年生をはじめ、この県高総体を目標にしてきた生徒も多い中で、その思いに何とか応えたいという熱い思いで協議を続けてきたが、参加者の命や安全を守ることを重視した苦渋の決断だった」と説明。理解を求めた。
 県高総体は4月21日に「通常開催は困難」として、総合開会式の中止が決定。6月6~12日(自転車は5月31日)に9市3町59会場で32競技の開催を模索してきたが、断念した。11月6日に雲仙・南島原両市で開く予定の駅伝については、引き続き協議する。
 県高総体の中止に併せて、6月14日に佐世保地区で予定されていた全国高校定時制通信制体育大会県予選も中止となった。