新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で15日、男女16人の感染が新たに確認された。うち感染経路不明は4人。病院などの集団感染は依然として後を絶たず、クラスター（感染者集団）が起きた小田原市立病院で入院患者1人の死亡が明らかになった。
県によると、亡くなったのは同市居住の90代男性で、既往症があった。同病院勤務の40代女性看護師（同市）の感染も確認された。
横浜市では男女8人の感染が確認され、うち3人は湘南泉病院（同市泉区）に入院中の60～90代の男性だった。同病院勤務で秦野市に住む50代女性看護師の感染も判明した。また、院内感染が起きた元気会横浜病院（横浜市緑区）の50代女性介護職員、牧野記念病院（同）の80代男性患者の感染も確認された。
川崎市では、グループホームに入所する80～90代の女性3人の感染が判明。相模原市では、県内の飲食関連の職場で働く20代のアルバイト女性が感染した。
横須賀市の40代男性、平塚市の20代女性の感染も確認された。
