【新型コロナ】県内で新たに32人が感染 1日30人超は5月2日以来

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県内で14日、男女32人の感染と1人の死亡が確認された。うち9人は感染経路が不明。1日当たりの感染判明者数が30人を超えたのは、5月2日以来となった。

 県によると、亡くなったのは南足柄市の80代男性。肺がんを患っており、院内感染が発生した小田原市立病院で終末期医療を受けていた。同病院では、20代の女性看護師と、退院した70代の男性の感染が新たに分かった。

 平塚市内で判明した5人のうち、10歳未満の男女と10代の男性、40代の女性の計4人は、既に陽性が判明している10代女性と同居。いずれも軽症という。

 横浜市内では、20~90代の男女19人の感染が明らかになった。このうち3人は鴨居病院(同市緑区)に勤務する看護師と看護助手。同病院には、陽性となった特別養護老人ホームの入所者2人が入院しており、市は院内で感染が広がった可能性が高いとみている。

 また、いずれも院内感染が起きた聖マリアンナ医科大横浜市西部病院(同市旭区)で3人、元気会横浜病院(同市緑区)で8人、牧野記念病院(同)で1人が感染した。

 川崎市内で感染が確認された3人のうち、高津区と中原区の80代女性2人は市内の同じグループホーム(GH)に入所。市はGHで集団感染が起きた疑いもあるとみて調べている。

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