新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県は18日、小田原市内で80代と90代の女性計2人が死亡、県所管域で新たに20～70代の男女6人の感染が確認されたと発表した。うち4人が感染経路不明だった。
死亡した2人のうち、80代の女性はクラスター（感染者集団）が起きた同市立病院に既往症で入院。同室患者の感染が確認されたため実施したPCR検査で6日に陽性と判明し、17日に肺炎で亡くなった。同病院ではこれまでに患者16人、職員15人の計31人が感染。死亡者は5人となった。
90代の女性は同市内のグループホーム（GH）「西湘グループホームえん」の利用者。2日に陽性が確認され、17日に肺炎で死亡した。同GHでは利用者6人の感染が判明し、死者は3人となった。
所管域の感染者6人のうち、4人が小田原市居住。30代女性と50代男性が軽症、60代女性と70代男性が中等症だった。大井町居住の70代女性は軽症で、小田原市立病院から退院後に陽性が確認された70代男性と同居していた。
