青森初の新型コロナ関連破たん 「CAFE202」などを展開の(株)イロモアが弁護士一任

   (株)イロモア(TSR企業コード:012678368、法人番号:6420003001385、青森市緑3-11-12、設立2014(平成26)年9月、資本金330万円、福井寿和社長)は5月6日までに事業を停止し、債務整理を森雄亮弁護士(森法律事務所、同市中央1-1-2、電話017-752-0016)に一任した。
 負債総額は約9000万円。

   2015年4月に喫茶店「CAFE202」をオープン。パンケーキブームもあり、徐々に知名度が浸透し、その後は2017年2月「肉バル529」、同年9月「CAFE202さくら野弘前店」、2018年11月には「トンテキとハンバーグ」をオープンし、2019年3月期には売上高約1億1000万円を計上していた。
 2019年4月には県外初となる「CAFE202ブランチ仙台店」をオープン。業容拡大を図っていたが、短期間での出店攻勢で出店に伴う金融債務も過大となっていた。
 こうしたなか、新型コロナウイルスの感染拡大により客足が急激に減少。4月11日以降、一部の店舗を休業としていたが、事業再開後も売上の回復が見込めないことから5月6日には全店舗を閉店し、今回の措置となった。

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