【#今こそひとつに】「感染の恐怖を抱えながら…」 飯田哲也氏が「スーパーの店員さん」に感謝

現在は母校・拓大紅陵の非常勤コーチを務める飯田哲也氏【写真:編集部】

外出自粛生活が続く中、買い物に行った時に抱く「スーパーの店員さん」への感謝

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう今、各地で「STAY HOME」の動きが今も続いている。一方で、この厳しい状況の中でも医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々は、見えない敵が迫る最前線に立ち、私たちの日々の暮らしを支えてくれている。こんな状況だからこそ、誰もが身近にいる「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。

「Full-Count」では、野球を好きな人が、感謝の気持ちを発信する特別連載【#今こそひとつに】をスタート。リアルな感謝の声をメッセージ動画とともにお届けしている。

今回は、野球解説者の飯田哲也氏だ。現役時代は名将・野村克也監督によって捕手から中堅手へとコンバートされ、俊足強肩の1番打者としてヤクルトの黄金期を支えた。楽天で現役生活を終え、引退後はヤクルトとソフトバンクでコーチも務めた飯田氏が感謝したいのは、「スーパーの店員さん、関係者の方々」だという。

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新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出てから、外出自粛生活が続いているという飯田氏。「外に出るといえば本当に買い物、スーパーだったり、そういうところしか最近はない」という。生活をするために買い物は欠かせないが、「とにかくスーパーに人が溢れている」状況に「恐怖さえ感じる」こともあると率直な胸の内を明かす。

そんな中で働く「スーパーの店員さん」に対して、飯田氏は常々、感謝の思いを抱いている。

「スーパーの店員さんは感染の恐怖を抱えながら働いている」

「いろんな人がいる中で(お客さんで)マスクをしていない方も僕は見かけたことがあります。しかし、スーパーの店員さんは仕事なのでやるしかない。感染の恐怖を抱えながら働いている。本当に頭が下がる思いでいっぱいです」

現在は、できるだけ短い時間で買い物を済ませて帰ることを心がけている客が多いはず。感染拡大防止のためにスーパー側も細心の注意を払っている。だが、飯田氏は「レジにはシートがかけられ、間隔を空けて人が並んでいますけど、お客さんの中には間隔を詰めてくるような人もいますので、本当に怖い思いがします」と実体験をもとに話す。

ただ、リスクを覚悟して働く「スーパーの店員さん」がいなければ、人々の生活は成り立たなくなってしまう。

「その中で働いている店員さん、本当にすごいと思います。重労働だと思いますけど、本当に感謝しています。これからも頑張ってください。色々大変なことがありますけど、ありがとうございます」

現役時代はスター選手だった飯田氏にとって、今は「スーパーの店員さん」が“ヒーロー”。この先、世界が“日常”を取り戻しても、その思いが変わることはない。

○Full-Countでは、特別連載【#今こそひとつに】をスタートさせました。新型コロナウイルスの感染拡大で社会状況が厳しい中、誰もが「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に感謝の気持ちを抱いた瞬間があると思います。医療従事者や社会インフラの維持に尽力する人たちにその思いを届けたい――。人と人との“距離”が遠い今だからこそ、みんなの心をひとつにしたい――。頑張る人たちにエールと感謝の気持ちを届けるため、様々な「声」を発信しています。また、18日に開設した新サイト「HEARTS AS ONE 今こそひとつになろう」では、野球界以外からも寄せられている著名人らのメッセージ動画も多数公開しています。(Full-Count編集部)

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