ユナイテッド出身であることを「忘れられかけてる」8名のプレミア戦士

プレミアリーグの強豪として長く名を馳せてきたマンチェスター・ユナイテッド。そのアカデミーももちろん多くの選手を輩出しており、様々なクラブにタレントを供給してきた。

今回は『Squawka』から「マンチェスター・ユナイテッド出身であることを忘れられかけている8名のプレミアリーグ選手」を紹介する。

ロビー・ブレイディ

現所属:バーンリー

マンチェスター・ユナイテッドでの出場数:1試合

マンチェスター・ユナイテッド所属:2008~2013年

ダミアン・ダフやイアン・ハートらを輩出したダブリンの名門アカデミー、セント・ケヴィンズ・ボーイズで少年時代を過ごしたブレイディ。

マンチェスター・ユナイテッドに加入したのは2008年1月で、16歳の頃だった。2010-11シーズンにはリザーブチームに登録され、2012年9月にリーグカップでデビューを果たし、アレクサンデル・ビュットナーとの交代で初出場した。

しかし2011-12、2012-13と連続でハル・シティへとローン移籍しており、2013年1月に完全移籍を決断。その後ノリッジ、バーンリーと渡り歩き、コンスタントに出場を重ねている。

クレイグ・キャスカート

現所属:ワトフォード

マンチェスター・ユナイテッドでの出場数:0試合

マンチェスター・ユナイテッド所属:2005~2010年

プレミアリーグで信頼できるセンターバックとして活躍しているキャスカート。アイルランド代表でも中核を担う彼であるが、マンチェスター・ユナイテッドではブレイクスルーを果たせなかった。

2007年にネマニャ・ヴィディッチが負傷した際、ファーガソン監督はアカデミーにいた彼を引き上げた。ただプレミアリーグでの出場はゼロで、アントワープとプリマス、ワトフォードへとローン移籍を経験。2010年にブラックプールへと完全移籍した。

そして2014年には古巣でもあるワトフォードに復帰することになり、長くチームの中心となっている。ちなみにブレイディと同じセント・ケヴィンズ・ボーイズの出身だ。

フィル・バーズリー

現所属:バーンリー

マンチェスター・ユナイテッドでの出場数:18試合

マンチェスター・ユナイテッド所属:1993~2008年

8歳の頃にマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に加入し、そのままトップチームにまでたどり着いた生粋のホームグロウンプレーヤーだ。2003-04シーズンには34番のシャツを手渡され、リーグカップで出場機会を得た。

それから数年後にギャリー・ネヴィルが怪我の問題で出場できなくなり、その代役として右サイドバックで多く起用されることになったが…そこで大きなインパクトを残せず、次のシーズンにはグラスゴー・レンジャーズとアストン・ヴィラにローンされた。

それからシェフィールド・ユナイテッドを経てサンダーランドへ加入し、そこで7シーズンに渡ってプレー。退団後はストーク・シティ、バーンリーに所属している。

ダニー・ドリンクウォーター

現所属:アストン・ヴィラ(チェルシーからのローン)

マンチェスター・ユナイテッドでの出場数:0試合

マンチェスター・ユナイテッド所属:2006~2012年

2012年に加入したレスター・シティでプレミアリーグ優勝を果たしたドリンクウォーター。マンチェスター・ユナイテッドでキャリアをスタートさせたが、トップチームでの出場はゼロだった。2008-09の最終戦ではハル・シティを相手にベンチ入りするまでには行ったが…。

2008年にユナイテッドとプロ契約を結んだ後、ハダーズフィールド、カーディフ、ワトフォード、バーンズリーとローン移籍を繰り返し、最終的にはレスターへと売却されている。それが彼にとって人生の大きな岐路となり、躍進後はイングランド屈指の選手と評価されるようになった。

しかし2017年に移籍したチェルシーではほとんど出番がなくなり、怪我や個人的な問題を繰り返している。今季はバーンリーとアストン・ヴィラにローンされたが、ピッチ外で様々なトラブルに見舞われた。

マイケル・キーン

現所属:エヴァートン

マンチェスター・ユナイテッドでの出場数:5試合

マンチェスター・ユナイテッド所属:2004~2015年

マンチェスター・ユナイテッド在籍中には非常に高く評価されていたDFだったが、その頃のチームがあまりにも盤石の布陣であったことから、プレミアリーグでの出場はわずか1試合に。

多くのローン移籍を経験した後、2014年にはバーンリーへ。その1年後にオールド・トラッフォードを離れることを決断し、完全移籍を果たした。そこでのプレーは非常に印象的で、イングランド代表にも選ばれた他、2500万ポンドという高額でエヴァートンに買われるまでに。

名将カルロ・アンチェロッティ監督の下でも信頼に値するプレーを見せている彼は、現在イングランド代表で10試合に出場した重要な選手となっている。

オリヴァー・ノーウッド

現所属:シェフィールド・ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッドでの出場数:0試合

マンチェスター・ユナイテッド所属:2007~2012年

マンチェスター・ユナイテッドでは一度もシニアの試合に出場することができず、下部リーグから長い時間を経てプレミアリーグに戻ってきた。ノーウッドは今やシェフィールド・ユナイテッドで最も評価されるMFとなっている。

28歳の彼はマンチェスター・ユナイテッドからいくつかのローン移籍を経験し、2012年にはプロでの経験を求めてオールド・トラッフォードを去った。ハダーズフィールド、レディングを経て所属したブライトンでは、レギュラーとして貢献したプレミアリーグ昇格後に2部へと貸出されるという屈辱も味わうことに。

しかし2018-19シーズンに加入したシェフィールド・ユナイテッドではリベンジに成功し、昇格後もチームの中心として活躍中。29歳にして初めてプレミアリーグでレギュラーを掴んでみせた。

トム・ヒートン

現所属:アストン・ヴィラ

マンチェスター・ユナイテッドでの出場数:0試合

マンチェスター・ユナイテッド所属:2002~2010年

エドウィン・ファン・デル・サールやティム・ハワードがいたことを考えれば、トム・ヒートンがマンチェスター・ユナイテッドにいた頃に出場機会がなかったのも当然である。

だが彼はそれからカーディフ、ブリストル・シティへのローンを経てバーンリーへと移籍し、そのキャリアをクラブとともに飛躍させてきた。2回の昇格を成し遂げ、200試合以上に出場。3つのイングランド代表capも獲得した。

今季はアストン・ヴィラで怪我を負っていることから長期に渡るリハビリを余儀なくされているが、回復さえすればまた力を発揮してくれるだろう。

ジョッシュ・キング

現所属:ボーンマス

マンチェスター・ユナイテッドでの出場数:2試合

マンチェスター・ユナイテッド所属:2008~2013年

ノルウェーのヴァレレンガに所属していた彼は、15歳でマンチェスター・ユナイテッドに練習参加。16歳になったと同時にイングランドへと渡り、プロ契約を結んだ。プレストンへのローンを経験した後、2009-10シーズンのリーグカップ、ウォルヴァーハンプトン戦でデビューを果たす。

しかしそれからボルシアMG、ハル・シティ、そしてブラックバーンへと貸し出され、そのまま完全移籍。2部リーグでの競争でポジションを掴み、高く評価されるようになった。

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そして2015年の夏にバーンリーと加入。ストライカーとして、あるいはウイングとして欠かせない存在となり、前線の核として存在感を見せ続けている。1月にはマンチェスター・ユナイテッドへの復帰も噂されたが、実現はしなかった。

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