最も多くトレードされている現役選手 右腕・チャベスが8回

メジャーリーグの移籍情報などを扱う「MLB Trade Rumors」では、これまでに最も多くのトレードを経験している現役選手を特集する記事を公開した。同サイトのジェフ・トッドによると、現役最多は8回のジェシー・チャベス(レンジャーズ)だという。なお、トレードによる移籍のみを対象としているため、2018年の5月から11月にかけて5度もウエーバーで移籍したオリバー・ドレイク(レイズ)のような選手はランキング圏外となっている。

現役の「トレード王」となったチャベスは、2008年にパイレーツでメジャーデビューした右腕で、メジャー12年間で463試合(うち79先発)に登板して41勝58敗8セーブ、防御率4.48を記録。レンジャーズとカブスでプレーした2018年には62試合に登板して5勝2敗5セーブ、防御率2.55の好成績をマークした。

2002年のドラフトでレンジャーズから42巡目指名を受けてプロ入りしたチャベスは、メジャーデビュー前の2006年7月にキップ・ウェルズとのトレードでパイレーツへ移籍し、2009年11月には岩村明憲とのトレードでレイズへ移籍。その1ヶ月後にはラファエル・ソリアーノとのトレードでブレーブスへ移り、2010年7月にはリック・アンキール、カイル・ファーンズワースとのトレードでグレガー・ブランコ、ティム・コリンズとともにロイヤルズへ移籍した。

2011年10月にウエーバーでブルージェイズへ移り、2012年8月には金銭トレードでアスレチックスへ移籍。2015年11月にリアム・ヘンドリックスとのトレードでブルージェイズへ復帰し、2016年8月にはマイク・ボルシンガーとのトレードでドジャースへ移籍した。2016年オフにFAとなってエンゼルスと契約し、2017年オフに再びFAとなってレンジャーズと契約。2018年7月にタイラー・トーマスとのトレードでカブスへ移籍し、2018年オフにFAとなってレンジャーズと契約し、現在に至る。

なお、トッドはランキングを5位まで発表しており、2位タイは7回のエドウィン・ジャクソン(ダイヤモンドバックス)とキャメロン・メイビン(タイガース)、4位は6回のタイラー・クリッパード(ツインズ)、5位タイは5回のJ・A・ハップ(ヤンキース)、ドリュー・ビュテラ(ロッキーズ)、マーク・マランソン(ブレーブス)となっている。

© MLB Advanced Media, LP.