古市憲寿が「ノーモア杉村太蔵」を提唱! “中途半端な目立ちたがり屋”の政治家を撲滅する「ウルトラC案」とは!?

この写真はイメージです

『とくダネ!』や『ワイドナショー』(共にフジテレビ系)等のコメンテーターとして大活躍中の社会学者・古市憲寿氏(35)。

出演当初は、若者代表の学者という目新しさが際立っていましたが、いまや、暴走しがちなワイドショーの方向性を諫める大事なポジションを担っているようです。

実際、コロナ禍によってワイドショーがリモート構成に変わっても、古市氏だけは直接スタジオに呼ばれるほどで、『とくダネ!』に至っては、リモート出演中のMC小倉智昭氏に代わって、番組の進行さえ回す立場になっています。

また、視聴者の好感度もネットやSNS上では軒並み高く、皮肉にも「MCと反比例」するように向上しているようにも思えます。

小倉氏の数々の「暴言」や、『ワイドナショー』での松本人志氏の「暴君」ぶりに“忖度”するどころか、異を唱えて“拍手喝采”を受けたのは一度や二度ではないでしょう。

ただ、テレビでの古市氏は常にポーカーフェイスで、その真意が汲みづらい面もあります。また、テレビ番組の場数を踏んだからか、現実的かつ合理的な考え方の方向性は変わらないものの、番組を壊さないように無難な発言に終始する事も増えて、「攻撃性」は減ったかもしれません。

しかし、文章でカタチにすると本来の「切れ味」が戻るようです。

『週刊新潮』(5月28日発売)の連載「誰の味方でもありません」では、タイトル通り、誰の味方もせず、色々な事象に切り込んでいきますが、今回、特定個人を切り捨てました。

ターゲットは、同じくワイドショーで引っ張りだこですが、こちらは「リモート枠」の元政治家・杉村太蔵氏です。

「合言葉はノーモア杉村太蔵」

こう、古市氏はきっぱりと結論付けています。

世界では新型コロナウイルスの対応を巡り、リーダーへの注目が高まっている。ニューヨーク州のクオモ知事、ドイツのメルケル首相など名を上げた首相も多い。しかし、その中で安倍首相だけは評価が低迷している。アメリカの調査会社が発表した国際比較でも、支持率の下げ幅が断トツだった。一見すると不思議である。少なくとも現時点において、日本のコロナ政策は失敗したとは言えないだろう。他の東アジアの国々と同様、感染者と死者を低く抑え込んでいる。

この国では、布マスクを国民全員に配るのに何カ月もかかることがわかった。マイナンバー制度の中途半端さもばれてしまった。行政手続きのIT化も全く進んでいないこともわかった。4月までは保健所に対するコロナ発生届がFAXでやり取りされるありさまだった(本当、信じられないよね)

国会議員の年収を10倍にする

中途半端な目立ちたがり屋に4000万円ほど無駄なお金もないと思う。合言葉はノーモア杉村太蔵

『サンデージャポン』(テレビ朝日)などワイドショーの「リモート枠」で頑張っている杉村氏が、いきなり背後からバッサリ切り捨てられました…。

しかし、好感度の面では差をつけられている杉村氏ですが、「口数の多さ」と「声の大きさ」では古市氏に勝っているはずです。

同じくワイドショーを戦場とする者として、「元政治家」改め「薄口政治評論家」の逆襲に期待したいところです。(文◎編集部)

© TABLO