あなたの憧れの1台は? 一度はこれに乗って自慢したい懐かしのクルマ4選

日産 シルビア S13(1988-1993) K's

エキサイティング・ドレッシーなトヨタの傑作、カリーナED(初代/1985年-1989年)

1985年式 トヨタ カリーナED(ST160型)/国産メーカー合同ブース【オートモービルカウンシル2019】

1985年に「4ドアでありながら、クーペのフォルム」のキャッチコピーでデビューした4ドアクーペのトヨタ カリーナED。車種名の“ED”は「エキサイティング・ドレッシー」の頭文字をとったもので、開発のテーマは「品位ある美しさと十分な居住空間をもつ高性能4ドアハードトップ」でした。

水平基調のデザイン、薄く台形型のサイドウィンドウ、ピラーレスの4ドアハードトップのボディを持つ初代カリーナEDは、低く抑えられた全高とスポーティーで美しく上質なスタイリングで、ハイソカーブームの後押しもあり、爆発的なセールスを記録、一躍人気モデルとなりました。

今の時代でも十分見劣りしないそのパッケージ。こんなクルマに乗って自慢してみたいです。

ハイテク技術をふんだんに搭載した三菱 ギャラン (6代目/1987年-1992)

三菱 ギャラン VR-4 (1987年-1992)

1987年、当時の最先端ハイテク技術をふんだんに搭載したモデル、三菱 6代目ギャラン。

トップグレードのVR-4には、1気筒当たり4バルブのDOHCターボエンジン+フルタイム4WDに加え、4WS(4輪操舵)を導入。それらに4輪独立懸架と4輪ABSを合わせて、"ACTIVE FOUR"と称していました。また前輪駆動車の一部グレードには、市販車としては世界初となる電子制御アクティブサスペンションも採用されていました。

背が低くスタイリッシュなモデルが全盛のバブル時代に、居住性を重視した6ライトのキャビンの大きいフォルムは異質でしたが、ラリー仕込みの力強い走りがうけ、ヒット作となりました。

多くの若者の愛を育んだデートカー、日産 シルビア(S13/1988年-1993年)

日産 シルビア S13(1988-1993) Q's

1988年に登場したバブル期のデートカー代表的モデルのS13 シルビア。歴代日産 シルビアの中でも最も販売台数が多く、若者を中心に好調な売れ行きをみせました。

初代から数えて5代目に当たるS13は落ち着きのある伸びやかなサイドシルエット、横方向への伸びと重心の低さを感じさせるフロントとリアまわりのデザイン。そして、角のとれた造形で暖かみを感じられるインテリアなど、ドライブに最適でお洒落なデートカーとして、ライバルのホンダ プレリュードを上回る人気となりました。

さらに現在は、走り好きのカスタムベースとして人気が再燃。「FR」、「MT」、「ターボ」の三拍子が揃っているS13 シルビアは、ドリフト走行に最適なモデルとして今でも高値で取引されることが多い1台に。現在では希少な2ドアクーペですが、今でも見劣りしないそのフォルムに人気再燃もうなずけます。

「かっこインテグラ」でお馴染み、名機“VTEC”を最初に搭載したホンダ インテグラ(2代目/1989-1993年)

ホンダ (2代目)インテグラ インテグラ 3ドア・クーペ XSi

昭和から平成に変わった1989年にデビューしたのが、2代目インテグラ。今ではホンダの代名詞となったVTECエンジンを初めて搭載したことで大きな話題となったモデルです。

テレビCMでは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公マーティを演じた俳優マイケル・J・フォックスがハンドルを握り、インテグラで颯爽と走る様子が映し出され、「かっこインテグラ」というフレーズがとっても印象的でした。他にも「気持ちインテグラ」や「調子インテグラ」のバージョンもありました。

また、2代目インテグラは、上皇陛下が長年に渡ってお乗りになっていたことでも有名です。上皇陛下自らハンドルを握り、上皇后様を助手席にお乗せになって皇居内を走る姿を覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

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