ポール・スタンレー率いるバンド、スモーキー・ロビンソンのカヴァー曲「Ooo Baby Baby」MV公開

ポール・スタンレー率いるプロジェクト、ソウル・ステーションが、スモーキー・ロビンソンの1965年の楽曲「Ooo Baby Baby」のカヴァーを公開した。この動画は、メンバーそれぞれの家からリモートで収録されたもので、ソウル・ステーションとしては初めてのミュージック・ビデオとなる。

KISSの創設メンバーの一人にしてフロントマン、ベストセラー作家、そしてロックの殿堂入りも果たしているスタンレーは、この数年間、あるプロジェクトを大切に進行させてきた。それがソウル・ステーションだ。

ソウル・ステーションは、当代一流のミュージシャン達を擁し、過去の偉大なR&B/ソウルのアーティスト達や名曲群に敬意を表してカバーすると共に、新たなオリジナル曲を加え、この極めて重要な音楽ジャンルに今日性を持たせ続けるために結集したバンド。

スタンレーにとってR&B/ソウルは、音楽に傾倒するようになった初期の重要なルーツであり、彼はその情熱を著名な顔ぶれを揃えたツアーやレコーディング、バンドという形に密かに整えていったのだった。スタンレー率いる17人編成のアンサンブル・グループは、米国と日本でツアーを行ったほか、最近では、近日発表予定のプロジェクトに向け、スタジオでのレコーディングに時間を費やしている。

スタンレーは、ビデオ公開にあたり以下のように語っている。

困難だけれども、やり甲斐のある時期だよね。

数々の偉大なイギリスのバンドを初めて聴いた時よりずっと前に、僕はフィリー・ソウルやモータウンなどといった音楽を聴きながら育ったんだ。とりわけ、幸運にもオーティス・レディングやソロモン・バークをこの目で観ることも出来たんだよ。そういった音楽や曲の物語性は、辛い日々でも、僕に力と希望を与えてくれた。

あの時代の偉大な名曲は、大勢の人々にとって魔法の薬だったし、そのおかげで、僕はあの時代に引き戻されたような気がしたんだ。その魔法は皆にも効き目があると思う。

今は物理的・身体的に直接繋がり合うことは難しい状況だけれど、ソウル・ステーションの何人かと協力し合って、あの素晴らしいモータウンの名曲、スモーキー・ロビンソンの「ウー・ベイビー・ベイビー」(原題:Ooo Baby Baby)を通じて、気持ちの上でのバーチャルな繋がりを生み出そうと決めたんだ

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