3日(水)は広い範囲で晴れて気温が上昇、全国的に平年を上回る暑さとなる見込み。関東から北日本にかけては不安定な天気が続き、午後は短時間の強い雨、落雷などに注意が必要だ。また、梅雨前線が九州南部付近まで北上するため、九州南部では4日にかけて大雨のおそれがある。
関東から北は不安定続く
2日夜の不安定な天気は一旦解消し、3日は中国四国から北海道にかけてはおおむね晴れる見込み。
ただ、日中の気温上昇と上空の寒気の影響で大気の状態が再び不安定になり、午後は関東、東北南部、北海道で、局地的に雷を伴った強い雨が降りそうだ。天気の急変、落雷や突風、ひょうなどに注意したい。
九州南部は梅雨の大雨警戒
梅雨前線は北上し、3日夜には前線上の低気圧が九州南部に近づく見込み。前線の活動は活発で、九州南部では3日午後から4日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨の降る所がありそうだ。
土砂災害や低い土地への浸水、河川の増水・氾濫などに注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分に気を付けたい。
また、梅雨前線の北上をうけて、九州北部でも午後は雨の降りだす所があるが、沖縄は晴れる見込みだ。
夏を先取りの暑さ 熱中症に注意
最高気温は、平年を大きく上回る所が多く、札幌や那覇では真夏並みの厳しい暑さになる見込み。名古屋、甲府(山梨)で31℃、福島・熊谷(埼玉)で30℃など真夏日が予想される所もあり、湿度も高めで蒸し暑く感じられそうだ。
まだ十分に暑さに慣れてない時期でもあるため、こまめに水分を補給する、屋内でも冷房を適切に使用して室温調整をするなど、熱中症対策を心掛けたい。
＜3日の予想最高気温(前日差)＞
札幌 26℃(+1℃) 真夏並み
仙台 26℃(-1℃) 7月中旬並み
東京 29℃(+2℃) 7月中旬並み
名古屋 31℃(±0℃) 7月中旬並み
大阪 29℃(±0℃) 6月下旬並み
福岡 27℃(-1℃) 平年並み
那覇 32℃(+2℃) 真夏並み
（気象予報士・海老原美代子）
