ブンデスリーガを始め、欧州にサッカーが戻ってきた。ここでは、『Soccerbible』を参考にしつつ、シンプルなデザインが際立った特別記念ユニフォームを見てみよう。
マンチェスター・ユナイテッド(2008)
1958年2月に起きたミュンヘンの悲劇から50年が経過したことを受けて、シティとのダービーで着用した追悼ユニフォーム。
“バスビー・ベイブス”が当時着用していたものを復刻させたものだ。ユニフォームに記されたのは背番号のみ。キットサプライヤーやスポンサーのロゴ、ユニネーム、クラブエンブレムもなし。
チェルシー(2020)
1970年のFAカップ優勝から50年を記念した一着。クラブエンブレムもレトロバージョンに。
スポンサーロゴもないように見えるが、実際には同色のブルーでYOKOHAMA TYRESと入っている。
トゥールーズ(2017)
創設80周年を祝うクリーンな一着。
クラブカラーのバイオレット一色で、スポンサーロゴはなく、襟もレトロスタイルに。80年間で使われた3つのエンブレムをベースにした特別なバッジも入った。
カイザーチーフス(2020)
創設50周年の記念ユニフォーム。黒にゴールドなプレミアム感のある一着に。
サポーターへの感謝のしるしとして、このユニフォームで戦った試合のチケットを無料にする企画も行った。
アンジェ(2019)
創設100周年記念の一着。1950年代に着用していたユニフォームに敬意を示したシンプルなデザインに。
クラブエンブレムがあるはずの左胸にはSCO(Sporting Club de l'Ouest)の文字が。
マンチェスター・シティ(2019)
今季キットサプライヤーになったばかりだったPumaが即投入したクラブ創設125周年記念ユニフォーム。
クラブの歴史とファン投票によるデザインが融合した。創設年の1894年を記念して、限定1894着だけ。
リール(2019)
創設75周年記念モデル。黎明期へのトリビュートとしてデザインされた一着は、特徴的な紋章が胸に復活した。
ユヴェントス(2017)
クラブ創設120周年モデル。1950年代初期のデザインにインスパイアされた一着だ。
クラブエンブレムはなく、30回のリーグ優勝を表す3つのゴールドの星が入った。
エヴァートン(2017)
125周年記念モデル。グディソン・パークで初めてエヴァートンの試合が行われた1982年9月2日から125年を記念したもの。胸のクラブエンブレムは当時のオリジナルだ。
シュトゥットガルト(2018)
こちらも125周年モデル。1925年に初めて着用された白地に赤の“Brustring”キットを再現した。
ドルトムント(2019)
クラブ創設110周年モデル。炭鉱の街だったことに敬意を払い、全てを黒にしたオールブラックなデザインで、数分でソールドアウトに(ルール地方の炭鉱閉鎖から1年後というタイミングでもあった)。
マルセイユ(2019)
クラブ創設120周年記念として、Pumaはすがすがしいデザインを投入。白地にスカイブルーの十字は120周年にふさわしい唯一無二の仕上がりに。
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Pumaのロゴとクラブエンブレムもメタリックシルバーになっており、UberEatsがなければ完全なるプレミアムだったと思わざるを得ない。それでも、スペシャルエディションの雰囲気があるが…。