観光客迎える取り組み配信 雲仙市が動画制作

「『その日まで、ともにがんばろうプロジェクト』雲仙市版」の一場面

 長崎県雲仙市は、新型コロナウイルス収束後に向け、いつでも観光客を迎えられるよう準備に取り組む観光物産関係者の日常をまとめた動画「『その日まで、ともにがんばろうプロジェクト』雲仙市版」を制作、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開を始めた。
 JR九州がコロナ収束まで九州各地の元気な様子を動画で発信する「その日まで、ともにがんばろうプロジェクト」に賛同し、その「雲仙市版」として4分37秒の動画にした。
 市観光物産課所属の地域おこし協力隊員、近藤哲郎さん(69)が撮影し、観光、物産、農業、漁業などに携わる10人が登場。小浜温泉旅館で除菌に取り組むおかみは「温泉でポカポカ元気」、瑞穂町のイチゴ生産者は「おいしい いちご 作ってまってます」と手書きのメッセージを掲げて笑顔で手を振っている。仁田峠のミヤマキリシマ、千々石町の橘神社、国見町の武家屋敷が残る神代小路など市の観光スポットも織り交ぜた。
 近藤さんは「天候が悪く撮り直しもあったが、出演いただいた方のナチュラルな笑顔を動画に収め、市の魅力が伝わる出来栄えになった」と話している。

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