発売待たれる新型レヴォーグ! 2020年デビュー予定その後のゆくへは!?

スバル 新型レヴォーグ プロトタイプ(東京モーターショー2019出展車)

東京モーターショー2019にて、初めて公開された新型レヴォーグ プロトタイプ

スバル 新型レヴォーグ プロトタイプ(東京モーターショー2019出展車)

スバルのデザインフィロソフィーである「Dynamic × Solid」を深化させ、それぞれのクルマが持つ価値をより大胆に際立たせる新デザインコンセプト「BOLDER」を採用する新型レヴォーグ。デザインには、「意のままにクルマをコントロールする愉しさ」そして「今まで経験したことのない新たなアクティビティに向かって大胆にチャレンジしてほしい」という気持ちが強く込められている。

スバル 新型レヴォーグ プロトタイプ(東京モーターショー2019出展車)

搭載するエンジンは、新開発で第4世代となる1.8リッターの水平対向ターボエンジンで、リーンバーン技術を採用することで加速性能と環境性能を両立。インプレッサから採用されているGLOBAL PLATFORMに加えて、今回初めてインナーフレーム構造を採用した。

インナーフレーム構造とは、各ピラー部を垂直に半分にしたものをプラットフォームとより強固に接合し、その後さらにその半分のピラーを接合するというもの。クルマの“柱”をよりしっかりと作ることで、より高剛性なボディを実現。これにより、さらに意のままに操れる操作性能と質感の高い走りが期待できる。

条件付きながらハンズオフ可能な新世代アイサイト

スバル 新型レヴォーグ プロトタイプ(東京モーターショー2019出展車)

また、新型レヴォーグから新世代のアイサイトを搭載するのも大きなトピックだ。新開発のステレオカメラはより画角が広くなったことで、人やクルマなどを広範囲で検知できるようになった。

さらに、これまではリアの左右コーナー部分にしかなかったミリ波レーダーを、フロントにも同様に設置。この4つのセンサーと広角化したステレオカメラによって、クルマの周囲すべてを検知する360度センシングが可能となった。

自車位置を数cm単位で特定可能

さらに、GPSと準天頂衛星「みちびき」によって、自車位置を数cm単位で特定。加えて、高速道路の高精度マップを追加することで、運転支援機能を作動させている際、急なコーナーがあるときにもあらかじめ減速してからコーナーに進入できるようになったり、渋滞時などの低速に限りステアリングから手を離すハンズオフも可能となっている。

スバル 新型レヴォーグ STIスポーツコンセプト(東京オートサロン2020参考出品車)

東京オートサロン2020では新型レヴォーグ STIスポーツコンセプトを参考出品

スバル 新型レヴォーグ STIスポーツコンセプト(東京オートサロン2020参考出品車)

第46回東京モーターショー2019で初公開した新型レヴォーグ プロトタイプに引き続いて、東京オートサロン2020では新型レヴォーグ STIスポーツコンセプトが初公開された。

新型レヴォーグ STIスポーツコンセプトは、「電子制御ダンパー」をスバルで初めて採用。走り始めからすぐに分かる上質な乗り味と、スポーティな走りを高い次元で両立した。

またスイッチ操作一つでクルマのキャラクターを変更できる「ドライブモードセレクト」も初採用している。

従来の「SIドライブ」のパワーユニット制御だけでなく、ステアリングやダンパー、さらにAWDシステムについても制御が可能となった。

発表時に登壇したSTIの辰己英治氏によれば、「コンフォートとスポーティの切り分けが違和感なくできていて、ステアリングの舵力や乗り心地が、絶妙なバランスとなっている」と絶賛している。

気になる新型レヴォーグの発売は!? コロナ渦の影響で2020年秋にずれ込む?

スバル 新型レヴォーグ STIスポーツコンセプト(東京オートサロン2020参考出品車)

レガシィツーリングワゴンの後継としてデビューした初代のコンセプトを引き継ぐスポーツワゴンとして、新型レヴォーグのデビューを待ち望むスバリストの声は大きい。

東京モーターショー2019時点では発売を2020年後半に行うとしていたが、コロナ禍の影響を考えると9月か10月のデビューとなる可能性がある。

MOTAでは引き続き、新しい情報が入り次第速報をお届け予定!

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