きょう12日(金)午前、沖縄気象台は、沖縄地方が梅雨明けしたとみられると発表した。
平年より11日早い梅雨明けで、雨のシーズンに終止符が打たれたことになる。 沖縄地方は先月11日に平年より2日遅く梅雨入りし、梅雨の日数は32日間だった。
梅雨明けが平年よりも10日以上早くなったのは、2015年以来、5年ぶり。
梅雨の期間の降水量は、那覇396.5ミリで平年の137%、宮古島719.0ミリで平年の292%など、平年の2倍から3倍の所が多くなった。
石垣島では972.0ミリで平年の369%となったが、これは梅雨の期間としては統計開始以来、最も多い雨量となる。石垣島の梅雨の時期(5~6 月)の降水量の過去最大値は、1965年の948.3ミリ。
沖縄気象台によると、この先しばらくは太平洋高気圧に覆われて、晴れて暑くなる日が多くなる見込み。気温は連日、30℃を超えることが予想されるため、熱中症には十分な注意が必要となる。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。 梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。