県立国見高など長崎県立高4校の吹奏楽部は13日、雲仙市国見町の認定こども園「くにみ幼稚園」(吉田稔園長)を訪れ、園児90人に合同演奏を披露した。
ほかに参加したのは諫早東高、諫早農業高、島原翔南高。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、園外との交流ができなかった園児に生演奏を届けようと4校で企画。演奏の機会が減った3年生にとっては貴重な発表の舞台になった。
4校とも部員が少ないことから、諫早・島原半島地区で一緒に活動する場を増やしていく狙いもある。
4校の3年生9人を含む計30人で、アニメ曲などを披露。「パプリカ」の演奏では、園児たちが曲に合わせて元気に踊った。国見高吹奏楽部部長の3年、中島遥香さん(17)は「園児が笑顔だったので、楽しく演奏できた。大人数で合奏できたことも思い出になる」とうれしそうに話した。