春の運動会 7市町で延期 長崎、佐世保など公立小中校

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、春に運動会・体育大会を予定していた県内の公立小学校や中学校について、少なくとも4市3町が延期することが、長崎新聞社の調べで分かった。そのほかの自治体も状況を見ながら対応を検討している。
 長崎市では、公立小中学校のうち約90校が春に予定していたが、2学期以降に延期を決定。また、佐世保市内の約60校は春開催の延期を決め、開催時期や中止するかどうかについては各校が判断する。大村市の14小学校は10月4日開催に統一。五島市の中学2校、東彼3町の小中学計9校が延期を決めた。
 このほか、対馬市は島内で感染者が発生していない前提で5、6月に実施予定。南島原市や雲仙市などは現状を見極めながら実施する方針という。
 壱岐市や諫早市、島原市、新上五島町などは検討中だが、児童生徒が練習に入る前の時期には判断したい考え。西海市は10日の校長会で協議する方針で、関係者は「野外で行う行事とはいえ、今まで通りというわけにはいかない」と対応の難しさをにじませる。

 


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