13日 長崎、諫早で1時間50ミリ超 土砂災害警戒情報も

 暖かく湿った空気の影響で前線の活動が活発化し、長崎県内は13日、強い雨に見舞われた。長崎市と諫早市では1時間に50ミリを超す非常に激しい雨を観測。長崎市と西彼杵郡には一時、土砂災害警戒情報が発表された。連日の雨で地盤がゆるんでいるとみられ、長崎地方気象台は土砂災害に注意を呼び掛けている。
 午後7時までの1時間最大降水量は▽長浦岳54.5ミリ▽諫早53.0ミリ▽鰐浦40.5ミリ▽大村32.5ミリ▽厳原25.0ミリ。長崎、諫早、大村、西海(江島・平島を除く)4市と西彼杵郡に大雨警報が発令された。
 長崎署によると、長崎市愛宕4丁目で民家敷地内の石垣が幅約4メートル、高さ約1.5メートルにわたって崩れ落ちているのを確認。けが人や家屋被害はなかった。JR長崎線や大村線では一部区間で運転見合わせや徐行運転をした。
 同気象台によると、14日午後6時までの24時間降水量は南部で150ミリ、北部で120ミリ、壱岐・対馬・五島で100ミリに達する可能性がある。

© 株式会社長崎新聞社