猛暑日予想 東日本内陸で35℃超 今週は気温変動大きい

15日(月)の予想最高気温

 きょう15日は東日本を中心に気温が高く、35℃以上の猛暑日となる所がある見込み。東京都心でも、今年一番の暑さが予想されるため、熱中症に対して警戒が必要だ。

15日(月)午前11時の気温推計実況

 15日は朝から晴れている地域が多く、午前8時台に近畿や東海の一部で気温が30℃を超えた。このあと昼過ぎにかけては、関東甲信や東海で気温が35℃に達する所があり、東京都心でも33℃と今年一番の暑さとなる見込み。関東では前日に比べて、気温が10℃以上も高くなる所がある。

 熱中症は気温や湿度が高いだけでなく、きょうのような急激な気温上昇により発症しやすくなるため、水分補給や意識的な休息、部屋の温度設定に注意するよう心がけたい。また、マスクの中は、蒸れて熱がこもりやすくなる。屋外では人との距離を取りながら、時にマスクを外して熱を逃がす工夫も必要だ。

大気不安定 雷雨注意

15日(月)夕方の天気分布予想

 関東周辺や近畿では、昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、にわか雨や雷雨がある見込み。急な雨や落雷、突風に注意が必要だ。また、北海道は寒気の影響で、九州南部は梅雨前線の影響で、この方面も雨や雷雨となる所がある見通し。九州南部は局地的に激しく降るおそれがある。

16日(火)も暑さ続く

16日(火)の全国の天気と予想気温

 東・西日本は16日も晴れる地域が多く、気温の高い状態が続く見通し。最高気温は、日田(大分)34℃、そのほか関東の内陸や、西日本の瀬戸内側で33℃くらいまで上がる予想だ。引き続き、熱中症など健康管理に注意が必要となる。

気温変動大きい

週間天気予報

 17日(水)以降は、梅雨前線や湿った空気の影響で、曇りや雨の地域が多くなる見込み。日差しが減ることで気温はこれまでより下がるが、北から冷湿な空気が流れ込む影響で、一転して平年を下回る地域が多くなりそうだ。東京は19日(金)の予想最高気温が22℃(5月上旬並み)となっている。今週は気温の変動が大きいため、体調管理に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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