東・西日本、沖縄・奄美 気温変動大 来週後半は夏日も 1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁HP

気象庁は23日(木)、向こう1か月(4/25~5/24)の天候の見通しを発表した。北・東・西日本は暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は平年並みか高く、2週目(5/2~5/8)はかなり高くなる見込み。一両日、気温が低い東・西日本、沖縄・奄美は、これから2週目にかけて気温の変動が大きく、急激に暖かく(暑く)なる可能性がある。

1週目(4/25~5/1)

 東・西日本、沖縄・奄美は低温傾向が見込まれる。北日本の太平洋側、東・西日本は高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多い見込み。

高温に関する早期天候情報

高温に関する早期天候情報。

 北・東・西日本の多くの地域は、29日(祝・水)あるいは30日(木)までは、寒気の影響で気温が平年並みか低く、特に24日(金)はかなり低くなる見込み。その後は、暖かい空気が入りやすくなるため急激に気温が上がり、北・東日本、近畿は30日(木)頃から、中国、四国、九州北部(山口を含む)は5月1日(金)からの5日間ほどは、気温がかなり高くなりそうだ。東北南部、東・西日本は内陸を中心に25℃以上の夏日になる所があり、場所によっては30℃に迫る勢いの地点が現れる可能性がある。  このため、気象庁は北海道から九州北部(山口県を含む)にかけての地域に、「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物や体調管理に注意するよう呼びかけている。

2週目(5/2~5/8)

1か月予報(降水量)。出展:気象庁HP

 本州付近は、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすく、全国的に高温傾向が見込まれる。東・西日本、沖縄・奄美は、1週目からの気温変動が大きく、汗ばむくらいの日が多くなりそうだ。北日本の太平洋側、東・西日本は、前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない予想となっている。

3~4週目(5/9~5/22)

1か月予報(日照時間)。出展:気象庁HP

 2週目に続き、全国的に高温傾向が予想される。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込み。なお、平年の梅雨入りは、沖縄が5月9日頃、奄美が5月11日頃となっている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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