平和活動担う若者 オンライン交流へ 長崎含む16カ国30都市

 核兵器のない世界を目指す非政府組織(NGO)平和首長会議は8月4日、長崎、広島を含む16カ国30都市の若者によるオンライン討論会「平和教育ウェビナー」を開く。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を活用し、互いの活動などを報告する。
 ウェビナーはウェブとセミナーの造語。平和首長会議は今夏、広島市で総会を開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で来年に延期した。若者の活動報告会もプログラムにあり、次世代を担う若者を育成する観点から、オンラインでの開催に踏み切った。
 「ユースピースボランティア」(広島)と「ナガサキ・ユース代表団」(長崎)の各1人と、フランス、ブラジルなどの若者5人が平和活動を紹介し、参加者と意見交換。核兵器を巡る国際情勢に詳しい長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA=レクナ)の中村桂子准教授の講演もある。
 討論会は午後7時から2時間。動画投稿サイト「ユーチューブ」でもライブ配信予定で、一般視聴の申し込みは7月1日から。問い合わせは事務局(電082.242.7821)。

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