原水協 長崎大会はテレビ会議で実施へ

 原水爆禁止日本協議会(原水協)は13日、核兵器廃絶に向けて毎年8月に長崎、広島両市で開いている原水爆禁止世界大会について今年は現地開催を中止し、長崎大会は8月9日にテレビ会議方式で実施すると明らかにした。原水爆禁止日本国民会議(原水禁)は毎年8月に両市で開いている世界大会の規模を縮小した上で、オンライン配信も検討している。いずれも新型コロナウイルスの流行を受けた対応。
 原水協の昨年の長崎大会には約4千人が参加。今年のテレビ会議の内容は検討中で、被爆者が参加しやすいように機材の準備などで支援する。原水協は「活発な議論を期待したい」としている。
 原水禁の昨年の長崎大会には約2千人参加したが、今年は8月8、9日に県民限定の200~300人規模で開く予定。オンライン配信の時期や内容は5月中に決める。原水禁は「長崎らしい取り組みを考えたい」としている。

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