市民宿泊費補助 予算の半分執行 雲仙市議会一般質問

 雲仙市は15日、新型コロナウイルス感染拡大で落ち込む市内宿泊施設支援のため実施している市民向け宿泊費半額補助(1人1泊当たり上限2万円)について、開始約3週間の宿泊実績と予約分で、予算6500万円の約半分を執行する見込みであることを明らかにした。
 市議会一般質問で、町田康則議員に谷川裕行観光商工部長が答えた。
 実施期間は5月15日から8月31日まで。市によると、6月9日時点の宿泊実績は延べ359人(補助額計約330万円)。予約は3230人、補助額は3千万円程度になる見込み。補助は予算がなくなり次第終了する。
 国が実施予定の観光業支援キャンペーンによる誘客を見据え、谷川部長は「観光資源の全国PRを展開し、宿泊施設などと連携して新型コロナ感染防止対策の構築に取り組む」と述べた。

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