グレゴリー・ポーターが、8月28日発売のアルバム『オール・ライズ』収録曲「ミスター・ホランド」を先行配信し、リリック・ビデオも公開している。
「ミスター・ホランド」でポーターは自分の恋人の白人の父親が黒人の肌のことでトラブルを起こさないことに感謝をしている。
同曲について、ポーターは次のようにコメントしている。
もしかしたら15歳の時に好きな女の子の家に行ったとたんにドアの前に誰かが来て『ニガー、この家から出て行かないなら...』ってはじまることもあるということを示唆している。最近はそういうエネルギーが 復活してきていると思うんだ。息子のためにそういうことを考えている
結局のところ、『ミスター・ホランド』は平等についての曲なんだ
お互いを尊重し合い、若者が普通のティーンエイジャーと同じように扱われたいという願望が込められている。普通に扱われていることへの感謝の歌なんだ。暗示された言葉にならない経験が、この曲の微妙な抗議になっている。スティーヴィー(・ワンダー)とマーヴィン(・ゲイ)は、社会的な歌でグルーヴ感を出す方法を教えてくれたんだ、だから、ありがとうミスター・ホランド
リリック・ビデオは、ダンサーのJemoni Poweを主演に迎えたパワフルな映像に仕上がっている。「ビデオには重要な政治的なメッセージも入れたかったんだ」とポーターは言う。「人種差別、自信喪失、不安、経済的な状況など、人生には落ち込んだり、自分を小さく感じさせたりするものがたくさんある。そんな中、自分の力の源を見つけて- 本当の自分を見直すことで- 巨人に戻れるのだ」